「ブログを書く時間がない」副業40代が月20本の下書きを量産するために組んだ、OneNote×AI×ラズパイの自動化パイプラインの話
「今日こそブログを1本書くぞ」。
そう意気込んでPCを開いた平日22時、最初に襲ってくるのは執筆の苦しみではなく——「今日、何を書こう」という絶望だったりしませんか。
本業があって、子育てもあって、それでも副業ブログだけは続けたい。そんな40代会社員の私が、ブログを書き続けるために最初に機械化すべきだったのは「執筆」ではなく「ネタを決める時間」だったという結論にたどり着きました。
この記事では、私が半年以上稼働させている「OneNoteに1行メモを書いておくだけで、ラズパイが毎週勝手にブログの下書きをWordPressに保存してくれる仕組み」の全体像と設計思想を共有します。技術詳細は別途noteで公開していますが、まずはこの記事で「あ、この問題、自分にも効きそうだ」と感じてもらえれば何よりです。

副業ブログで挫折する人を見ていると、原因は「文章力がない」でも「SEOがわからない」でもありません。単純に続かない、それだけです。
そして「続かない」理由を深掘ると、多くの場合こういう構造をしています。
問題は執筆そのものではなく、「毎回ゼロから考える」という認知コストなんですよね。文章を書くエネルギーより、「何について書くか決める」エネルギーの方が圧倒的に大きい。これが本業持ちの副業ブロガーの現実です。

平日の夜にゼロから考えるのは、正直きついわね

そうなんですよ。だから僕は「考える工程」と「書く工程」を分離して、片方だけ機械化することにしました
私が組んだ「2段階レビュー式」自動化パイプライン
結論から言うと、私は以下のような仕組みを作りました。

ステージ1:キーワード → 構成案 → LINE通知
通勤中や休憩中に、思いついたブログのネタをOneNoteに1行だけメモしておきます。たとえば「副業ブログが続かない理由」みたいなタイトルだけ。
すると毎週金曜の夕方、ラズパイが自動で起動して、OneNoteから1件ランダムに選び、Gemini(GoogleのAI)に構成案とタイトル案を作らせて、LINEに通知を飛ばしてくれます。
LINEの通知には「WordPressで執筆」ボタンと「OneNoteで確認」ボタンが並んでいるので、スマホからタップ一つで下書き画面を開けます。
ステージ2:構成案 → 本文 → WordPress下書き保存
構成案をレビューして「これは使える」と思ったものは、別のフローに流します。ラズパイが再び起動し、Geminiが本文をHTMLで書き切って、WordPress管理画面の下書きに直接保存してくれる。
私がやるのは、WordPressを開いて下書きを確認し、自分の体験談を少し追記して公開ボタンを押すだけ。ゼロから書いていた頃と比べて、1本あたりの所要時間が約3分の1になりました。
なぜ「2段階」に分けたのか
ネット上の「AI×WordPress自動投稿」記事の多くは、キーワード1つからいきなり本文を生成して公開する**“1発全自動”型**です。これ、便利そうに見えて実は危険なんですよね。

1回で全部やってくれた方が楽じゃないのか?

楽なんですが、品質の低い記事がガンガン量産されて、結果的にブログ全体の信頼が下がるんです
だから私は構成案の段階でLINEに一度通知を挟み、気に入ったものだけが本文化される流れにしました。この”中間レビュー”があることで、スマホの隙間時間にサッと確認できて、品質担保と時短を両立できています。

技術的なスタックは以下の通りです。
全部無料枠 or 既存資産で組めるのがポイントです。
ラズパイ=自宅の小さなサーバー
ラズパイは1.5万円ほどで買える名刺サイズのコンピュータです。電気代は月100円以下、クラウドサブスクは0円。**「24時間動いてくれる自分だけの小さな社員」**みたいな存在だと思ってください。
当初はGitHub Actionsの無料枠で動かしていましたが、処理時間が伸びて無料枠を溶かし始めたので、ラズパイ上のセルフホストランナーに切り替えて完全無料運用にしました。この移行手順も地味にハマりポイントがあって、noteの有料記事で全手順を公開しています。

OneNoteを「ネタ在庫システム」として設計する
これが個人的に一番効いた工夫です。OneNoteには3つのセクションを作っています。
ページは keyword → article → fin の一方通行で流れていく設計。各ステージのスクリプトが起動するたびに、ページが次のセクションへ自動的に移動します。
このモデルのおかげで、「どのネタが手つかずで、どれが処理済みか」が一目でわかるようになりました。副業でネタの枯渇を感じたことがある人ほど、この”在庫可視化”の効果が刺さると思います。


へ〜、ただメモを書くだけじゃなくて、ネタを”在庫”として管理するんですね

そうそう。ブログが続かない人って、だいたい「今どれだけネタが残ってるか」が見えてないんですよ
数字で整理するとこうなります。
でも、一番大きかった変化は数字じゃないんですよね。
「今日、何を書こう」で悩む時間がゼロになった。これが副業ブログの継続性に効いた一番の効果です。構成案が毎週LINEに勝手に届くので、朝の通勤中にスマホで眺めて「これは使える、これは別の角度で書き直したい」とサクッと判断できる。机の前でウンウン唸る時間が消えました。

この記事では設計思想と全体像だけに絞って共有しました。実際に自分のラズパイで動かすには、以下のような具体的な実装が必要になります。
これらをすべて含めた実装完全ガイドを、note有料記事(500円)として公開しています。副業で月20本の下書きを自動化したい方、ラズパイを遊ばせている方、GitHub Actionsの無料枠を溶かして困っている方には、回収できる投資になるはずです。

副業ブロガーが本当に削るべきなのは、執筆時間ではなく「何を書くか決める時間」だと、3か月動かして確信しました。
OneNoteに1行メモしておくだけ。毎週金曜、ラズパイが構成案をLINEで届けてくれる。気に入ったものは勝手に本文化されてWordPressの下書きに入っている。これだけで副業ブログが驚くほど継続しやすくなります。

わしにもできるやろか……

最初のラズパイ設定だけ少しハードル高いですが、一度動かしてしまえば半年放置でもちゃんと動きますよ

ぼくもやってみたくなったかも

ブログが続かない悩みは、執筆の苦手さじゃなくて「ネタを決める認知コスト」だったりします。そこだけでも機械化する価値はありますよ
副業と本業の両立で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。具体的な実装について気になった方は、ぜひnote記事もチェックしてみてください。


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